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七月のなまけもの
七月のなまけもの

No.168

創作を、「自分の気配を世界にひとつ増やしたい」、それはそれとして褒めも欲しい、という話を見て、私は凄まじく強欲だなって思った。

私はアルテアの魔女とフォルティス・オディウムとエターナリアを国会図書館に納本していて、その理由が、「たつみ暁という人間が存在した爪痕を、日本が終わるまで残したい」だったんですよね。

私は子供の頃から「なにか」になりたくて、大学で就職に失敗した時に「何者にもなれない」と壊れてしまったので、その後は、アルファズル戦記を公開しながら、
「自分が楽しければいい。それが誰かの心に響くことがあれば幸いだ」
って思ってたんですよね。

でもそれって結局言い訳で、自分の作品が目立ちたかった。ちやほやされたかった。
「なにか」になりたかった。

それから20年近く経って、今年単著デビューして初めて、私はやっと夢見た「なにか」になれた気がしてます。

でも、ここに至るまでに、沢山の「おめでとう」や「面白かったよ」、「楽しみにしてます」って、私を「なにか」にしてくれる言葉や反応をもらってるんですよね。
それを絶対に忘れてはいけないな、と。

テキレボでアルテア全巻買いして、
「アルテアの、魔女、とても、面白い、です」
って精一杯の日本語で伝えてくれた外国人のお姉さん。まだ、あなたのことを覚えています。

曇りそう、腐りそうな時には、皆さんからもらった、私を「なにか」にしてくれることを思い出していきたいな~!

日記,ひとりごと2024年,創作